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【脚本執筆―上級編」
3rd 7月 2019 @ 7:00 pm - 31st 7月 2019 @ 9:30 pm
¥25,000
内容
クラスの時間内だけでなくメールも使用し、5週間で一つの脚本を仕上げます。
対象者
このクラスは、映画脚本執筆の経験がない方をも対象としています。ただし、3幕からなる構成、キャラクターアーク、セリフの中の行間等の基本は理解しているものとします。このクラスを始めるにあたり、ご自身が何を書きたいのか、はっきりしたアイディアを持って参加していただく必要があります。また、英語を第二学国語としている方を特に対象としてデザインしています。専門用語を多用しますので、ネイティブの方が受講していただいても意味のあるクラスになっています。どの英語レベルの方にも対応いたします。
このクラスで学べること
このクラスでは脚本の書き方を単に習うのではなく、実際に第一稿を書いていくことで書き方を習得していきます。期間内に脚本を仕上げられると保証するわけではありませんが、週に一度2時間半のクラス時間に加え、一日2時間ほどの宿題をこなすことにより、脚本を仕上げるところまで持っていかれるよう、全力でお手伝いいたします。
スケジュール
10月23日 (水)19:00ー21:30
10月30日 (水)19:00ー21:30
11月6日 (水)19:00ー21:30
11月13日(水)19:00ー21:30
11月20日(水)19:00ー21:30
クラス内容
クラスでは毎週3名の希望者より、その時々の執筆過程における部分の10ページを読み上げていただきます。その他の受講者には、その方の脚本の各役どころを演じていただきます。読み上げが終わりましたらクラスで執筆者に、参加者と講師よりフィードバックをします。
クラスで全員の前で発表しなければならない緊張感により、受講者は脚本を書き進めなければならないプレッシャーを与えらるようになっています。希望したのに発表する3名に選ばれなかった場合、メールでフィードバックをお送りします。
第1回 概要を描く
最初のクラスでは、脚本の大筋を決められるよう、講師がお手伝いします。アイディアの概要にインデックスカードを用いることにより、全体のストーリーの中で各シーンがうまくつながるよう配置していきます。第一週の宿題は、第一幕の最初の20-30ページを書いてくることです。
第2回 第1幕
このクラスでは、3名の受講者の脚本の第一幕をサンプルとしてみていきます。ここでは、非日常的出来事、メインキャラクター、使命への拒絶、内面より出てくる必要性、そして最初のターニングポイントに焦点を当てていきます。そのため宿題は、第2幕の前半部分を執筆することになります。
第3回 第2幕前半
ここまででキャラクター構成、その目的と達成について組み立てていることになりますので、ここからは脚本執筆の師ともいうべきブレーク・スナイダーが云うところの「軽い気晴らし」「前提となるお約束」に焦点を当てます。つまりその映画のコアとなる部分、映画の予告編に入れるべき部分についてです。受講者の第2幕前半部分をサンプルとして、サブストーリーや中心となる部分、登場人物が変わっていく発端についてもみていきます。ここでの宿題は、第2幕を仕上げることです。
第4回 第2幕後半
ここでは2回目のターニングポイント、すべての希望が失われたと思われるような事態に陥った場面についてみていきます。第2幕は往々にして脚本家にとっては難しい部分です。このクラスでは、登場人物が困難に打ち勝ち、感動のフィナーレを迎える方向へ導いていきます。最後から2番目のクラスの宿題は、第3幕つまり最後まで脚本を仕上げてくることです。
第5回 第3幕
このクラスには、書き上げた全てものを持参してください。ひねりやどんでん返しなど付け加えたすべてのものも、です。キャラクターアークがある場合、ここは登場人物が成長する、または成長できず悲しい結末に終わるところです。ここで大切なことは、クライマックスをよく考えることです。それは、ハッピーエンド、悲しい結末、またはそれらが入り混じったのものなるかもしれません。この5週間という期間内に仕上げが終わらなかった場合でも、講師は引き続き受講者の脚本を読み、メールでフィードバックを送るなどのサポートをいたします。
講師について
マシュー・アレンは、受賞歴を持つオーストラリア人の脚本家です。彼が脚本家として関わった作品をご紹介します:フランシス・ゲーリー・パワーズのU2撃墜事件(リー・メジャー主演)、ウェールズの山(ヒュー・グラント)、TRUTH OR CONSEQUENCES N.M.(キーファー・サザーランド)、RESURRECTION(クリストファー・ランバート)、処刑人(ウィレム・デフォー)、SWMMING UPSTREAM(ジェフリー・ラッシュ)、最高の人生の見つけ方(ジャック・ニコルソン、モーガン・フリーマン)、SACRIFICE(キューバ・グッディング・ジュニア、クリスチャン・スレーター)、リベンジ・マッチ(シルベスター・スタローン、ロバート・デ・ニーロ)、CLOWN(ピーター・ストーメア)、イコライザー(デンゼル・ワシントン)。アレンは、UCLAのリチャード・ウォルターや、アカデミー賞受賞の脚本家レナード・シュレーダーなど著名な脚本家から教えを受けています。加えて、ジョン・ランドー(タイタニック、アバター)のような力のある人物のもとでインターンとして仕事をし、プロダクションの経験もあります。このように映画業界の中と外の状況を見てきたため、ハリウッドで脚本を読む人たち(彼もそのうちの一人ですが)や脚本のコンペ(彼自身も受賞経験者です)がどのような脚本を求めているかを熟知しています。日本に長年住んでおり、わかりやすいアメリカ英語を話します。